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家づくりに役立つコラムを連載します

多くの方にとって、家づくりは一生のうちで一度きりで、最も高い買い物となると思います。
そんな大事な家づくりですが、計画を始めた時にはわからないことが多く、不安に思われる方もいらっしゃと思います。
そんな方のために、家づくりの専門家として、少しでもお役にたてる情報を発信していきたいと思います。

「モデルハウス」と「完成見学会」のポイント

 
家づくりを計画する際には、まずは「住宅会社のモデルハウスを見学しよう」という方は多くいらっしゃると思います。中には、すでに何社も「モデルハウス」の見学をしたという方もいらっしゃるでしょう。

そして、「モデルハウス」の他にも建物を見学できるもうひとつの機会として「完成見学会」があります。これらのように、実際に建物を見学するという行為は、「百聞は一見に如かず」というように、自分たちの理想の家づくりに大いに参考になる機会でもありますので、今回はこの「モデルハウス」と「完成見学会」について、役立つポイントを解説したいと思います。
 
この「モデルハウス」と「完成見学会」、どちらも建物を見学するという部分については同じです。しかしながら、実はそれぞれの意味合いは大きく異なります。
そこを踏まえてそれぞれ見学していただくと、これらは有効な家づくりのプロセスになるはずです。
 

「モデルハウス」の見学ポイント

 
「モデルハウス」は、その名のとおりその住宅会社が目指している家づくりの「モデル」としての建物です。多くの場合は、その家に住む方お施主様が存在しているわけではありません。
その会社が訴求したい「コンセプト」のもとに設計された建物がほとんどです。
なので、かなり現実離れしているケースも多くあります。特に、大手ハウスメーカーのように住宅総合展示場に建っているモデルハウスはそれが顕著です。
それらは住むことを目的とした家ではなく、あくまでも見せるための営業用の家であり、加えてたくさんのお客様を入場させたいので床面積も70坪以上もある、とても大きな建物となっています。
デザインや仕様についても、外から目を惹く奇抜な外観だったり、普段は使わないようなオプションの仕様が満載だったりというケースも多く、「自分たちが建てる家とは大きくかけ離れているから参考にならない」という声もよく聞きます。
私もそう思いますし、実際に町中で建っているそのハウスメーカーの家は、総合展示場のモデルハウスのような家とは異なる、いわゆる普通の家がほとんどです。
だから、それはそういうものだと思って見学したほうが良いでしょう。逆に、モデルハウスの「みかけ」だけを気にするのではなく、その会社が目指している家づくりがどういうものなのか、それがこのモデルハウスのどこに表現されているのかをしっかりと確認しながら見学した方が良いと思います。

ちなみに、関工務所でもモデルハウスは所有しています。総合展示場ではなく、自社だけの単独のモデルハウスです。やはり実際にお施主様がいるわけではないので、デザインや間取りは自社の特徴である耐震性能や断熱性能、施工技術、設計力などをできるだけ発揮されるようなものにしています。ただ、できるだけ現実的な家として見てほしいので、床面積も一般的な大きさで、仕様も標準的なものをできるだけ使っています。ここでは、皆さんの家づくりの参考にしつつも、関工務所の家づくりを体感していただく場所としてご活用していただければと考えて運営しています。 

 

「完成見学会」のポイント

 
そして、次は「完成見学会」です。
これはご存じのように、実際に建築したお客様の家を完成したタイミングで一般公開をするというものです。なので、いつでも見学できるわけではなく、お引渡しの直前の土日の2日間で開催されていることが多いようです。そういう点では、原則としていつでも見学できる「モデルハウス」に比べると「完成見学会」に参加する機会は希少であると言えるでしょう。
「完成見学会」の最大の特徴は、皆さんと同じように注文住宅として家づくりを進めた方の実際の家を見学できるという部分です。つまり、「モデルハウス」が見せるための家であるのとは異なり、「完成見学会」の家は暮らすための家であるということになります。だから等身大でより身近に感じるでしょうし、今後の参考になるところが多いはずです。

しかし一方で、そのお施主様の意向が強く反映されているという面においては、時には特殊に感じる部分もあるかもしれません。家族構成やライフスタイル、好きなテイストやこだわりなどはお客様によってそれぞれ異なりますので、そこはある程度認識したうえで見学してください。自分の感覚と近い部分は参考にしていただき、ちょっと違うなと感じる部分は、なぜそうなっているのかを案内スタッフに確認しながら、上手に自分たちの家づくりに取り入れてほしいと思います。

また事前に「モデルハウス」を見学していた場合は、それとの違いも確認してほしいところです。間取りやデザインが違うのは致し方ないとしても、仕様やテイストが違う理由やコストの違いなどもしっかりと確認しておくと、後々の行き違いなどは避けられると思います。
見学会といっても見るだけではわからないところもありますし、その会社の特徴がどこにでているのかなども、是非積極的に質問していくのもお勧めします。

あとは、見学する季節にもよりますが、冬の寒さや夏の暑さに対して住み心地がどうなのかを実際に自分の身体で体感するという部分は、とても大事なポイントだと思います。
 

「モデルハウス」と「完成見学会」の順番

 
ここで皆さんに質問です。

「モデルハウス」と「完成見学会」のどちらを先に見学するのが良いでしょうか。
 
私は、「モデルハウス」を先に見学することをお勧めします。
その理由は、家を見学する際にはまずその会社の家づくりの考え方や方針を知ってから見学してほしいという視点からそう思うのです。
最初にも解説しましたが、「モデルハウス」はその会社の家づくりの特徴や考え方が表現された建物です。そこで、その会社がどんな家づくりの考え方を持っているのか、その考え方は自分たちの価値観に合うのかどうか、などをしっかりと聞きながら家を見てほしいと思います。そこで、自分たちが疑問に思ったり悩んでいることなどを相談しながら、家づくりの知識を増やしてほしいのです。
それは「完成見学会」でもある程度は可能ですが、時間も限られていることもありますし、建物によってはその会社の特徴があまり出ていないケースもありますので、やはり「モデルハウス」でしっかりと聞いておくことが有効だと思います。
 
その上で、実際のお施主様の家を見学することで、今まで気づかなかったものが見えてくることもたくさんあるはずです。
もちろん、タイミング的に「完成見学会」が先になってしまうこともあるかと思います。その場合は、その後に「モデルハウス」を見学し、再度、別の「完成見学会」に参加すると良いと思います。建物をたくさん見学してもしすぎるということはありません。中にはたくさん見すぎるとわからなくなるという方もいますが、しっかりと知識を増やしながら見学していくことで勉強になることはたくさんあります。

関工務所では、定期的にこのような「完成見学会」を開催しています。情報はHPにも掲載しますが、事前に問い合わせをいただいた方にはメールやDMなどで個別にご案内をしています。事前予約制で参加人数も限定していますので、参加をご希望される方はお早めにお申し込みください。 


もちろん、「モデルハウス」についても事前にご連絡いただけければ、十分にお時間を空けてご案内差し上げていますので、併せてお気軽にお問い合わせいただければと思います。 


このように実際の建物をしっかりと勉強しながら見学することで、自分たちが求める理想の家づくりに少しでもづけることができればとても嬉しい限りです。

(株)関工務所 専務取締役 関敏孝

 

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