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永井酒造「SHINKA〜真価、進化、深化〜」

 建築地 群馬県利根群川場村門前713
 施 工 関工務所
 設 計 4hearts 大高啓二
 SHINKA
<1日1組限定>
利用方法:8月1日から発売した2008熟成酒シリーズに同封の招待状記載のQRよりお申込み
TEL:0278-52-2311
https://shinka-nagai.jp/
8月1日より発売した3種の熟成酒に「SHINKA」でテイスティング体験ができる招待状が同封されています。

関工務所が施工を手がけさせていただいた、永井酒造様のテイスティングルーム、及び醸造研究所「SHINKA〜真価、進化、深化〜」。
関工務所大工の匠の技が随所に活きている建物になります。
 
創業137年、世界40の国と地域に日本酒を輸出している永井酒造株式会社の「SHINKA」は、テイスティングルーム、及び醸造研究所を備えた複合施設です。
 
施設に名付けた「SHINKA」には、真の価値を追求する“真価”、エボリューションの“進化”、お互いの関係性を深める“深化”の3つの意味を込めています。
 
設計デザインは、空間を五感に訴える音・光・映像・香でデザインする五感クリエイターとして活躍する大髙啓二氏が携わり、永井酒造の水源地の森をイメージして造られた「森の階段」、そしてテイスティングルームには、スパークリング日本酒の泡、日本酒の米、そして完成されたお酒の輝きと、永井酒造の進化する未来を照明で表現しています。
 
部屋の中央には、針葉樹の山林で見つけられた珍しい山桜で作られた長さ約5メートルの特注のテーブルを配置しています。
テーブルの真ん中には、川場村のブランド米「雪ほたか」のもみ殻を漆で固めた板に籾殻を炭にして蒔きつけて錫を蒔き固めています。さらにカウンターは “尾瀬の巨人”と例えられていた樹齢500年を越える水楢の木を譲り受けて制作しました。
 
オリジナル家具は、釘等を使わずに木を組み合わせて物作りをする吉澤指物店に、持続可能な環境作りに繋がる森林資源の有効活用と、地元の自然美を表現して頂きました。またテイスティングルームの奥にはバルコニーを設け、川場村が守り続けている美しい田園風景が一望できるとともに、自然の風を感じていただけるスペースとなっています。